賛否両論あるだろう。
色々な事情を抱えた東北地方の選手もいる。
ましてや、野球留学として地元を離れている選手も多いので、東北地方の学校の選手ばかりではないだろう。そんな場合ではない選手もいるだろう。
僕には彼らの思いはわからない。
しかし、できることならやってほしい。
東北地方の学校には必ずや大声援が送られる。足を運んだお客さん全員が、応援団が、ましてや対戦チームの応援団も。
そのパワーは、全国の選手だけでなく、観ている人たち、そして今の日本に必ずやポジティブなものをもたらしてくれる。
さらに言わせてもらえるなら、収益の少しだけでも被災地に寄付してほしい。
僕個人の意見ではあるが、きっとそうすることで、選手達が抱えた複雑な重荷がちょっぴり軽くなるはずだ。
温かい甲子園の声援に囲まれてプレーすることを夢見てきた選手達。
きっとその数倍もの声援が飛び交うことになる。
そんな今回の特別な大会で、必ず選手達は一回りも二周りも大きくなって故郷に戻っていくはずだ。
そんな経験を胸にしまい、彼らは立派な大人になる。
20年後30年後の日本にきっと恩返ししてくれる。
それまでの日本を大人が守ってあげなければ、なんて思う。
打て。投げろ。走れ。夢ある高校球児たち。
などと、高校野球連盟会長になる夢破れた僕が綴ってみる。
会長になった気分で。
開催の是非は明日。
苦しくても夢を持てば、未来は愛おしい。
と、彼らを観ながらいつも自分に言い聞かす。
P-KAZ