P-KAZからの回答。

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思い出とは? 13:05
 

「大学どこいくん?」




高校の卒業式が終わった数日後だったろうか。

3年生の時に同じクラスだった女の子から家に電話があった。

家に女の子から電話がかかってきた事など、連絡網以外では無かった僕にだ。




体育祭のデコレーションを作る時。

文化祭の出し物を作る時。



それぐらいだったろうか。

普段から女子とのカラミなど皆無でイケていない高校生活を送っていた学年一、二を争う低身長の僕が、クラスのイケている男子の一歩後ろから女の子とガッツリおしゃべりすることなど。



ましてや、バレー部ではあるものの、普段はメガネをかけて大人しい感じだったと記憶していた彼女から、わざわざ家に電話があるなんて思いもしなかった。




「俺、東京の大学やねん。」


確か、そう答えたと思う。



そのあとは、変な緊張感からなのか二言三言たわいもない会話を交わし、「またね。」「またな。」と電話を切った。3分ぐらいの短いやりとりだったと記憶している。




今に至るも、彼女の意図は分からない。


彼女にしてみれば、意を決した、まさかの卒業と同時の生命保険や新興宗教の勧誘の失敗談に過ぎないのかもしれない。



しかし、今まで培ってきた経験や方程式を用いて現場検証するならば。

そして、ポジティブシンキングで練ってみるならば。





「恋」という文字が浮かんできても許されるのではないだろうか。






地味だった僕の高校生活。

最後の最後で、アスファルトの地面から生え出てきたタンポポのような一輪の花が咲いたような気持ちになった。





終わりよければ全て良し。






人生の1ページの「思い出」という物もそれに当てはまるのではないだろうか。








先日、仕事の帰り道、10年間住んだアパートの前を通った。

築30年は軽く超えていた、お世辞にも綺麗とは言えないあのアパートだ。



女性に酒に遊びに。

東京生活での基盤を築いたのはここだった。



色んなだらしなく、また苦い思い出だらけだ。




親子の霊が住んでいると、複数の友人、知人に言われた。

玄関から中に入れない友人もいた。

家に帰ってから高熱が出たという友人がいた。

電気が点いているのに、「俺にはオマエの部屋が真っ暗に見える」と言った先輩がいた。



昔、同棲していた彼女が、いきなり、2人で揃えた家財道具をピックして出て行った。

残っていたのは一緒に飼っていた犬の「おしっこシート」だけだった。

もちろん犬本体はいなかった。



押し入れの襖には「ウンコ」「チンコ」などと心無い言葉が寄せ書き状態になったこともあった。





そんなアパート。1階の角部屋。

何気なく見たベランダに何かが干してあった。





それはパンティーだった。

たった1枚の赤いパンティーだった。





心臓の鼓動音が大きくなった。




夜の暗闇に浮かぶ赤いパンティー。

それは、自粛という理由でライトアップされていない満開の桜のように見えた。





どんな女性が住んでいるのか。

それにしても何故1枚だけ。

よっぽどお気に入りなのか。

勝負パンツならば、昨日使ったにもかかわらず、またすぐ使いたい為に急いで洗濯を...。



などと良からぬ妄想が膨らむ。




しかし、次の瞬間、あの時のタンポポを思い出した。




涙ぐましいここに住んでいた時の思い出にあの時のタンポポが咲いた気分だった。



思い起こせば、たくさんの友人と出会い、下ネタも含めて多くの素敵な経験もした。

嫁と出会ったのもその時期だった。



高校生活もそうだ。

考えてみれば楽しい思い出だってたくさんある。



赤いパンティーは、僕に教えてくれた。



「悪い思い出も、良い思い出も、今があるのはそれらのおかげだ。」と。



この赤いパンティーをポケットチーフにし、友人の結婚式などで新しい素敵な思い出を作りたい。


そんな僕の想いを察知した、フェンスによじ登ろうと震える両足、パンティーを奪おうとする震える右手に喝を入れ、僕は胸を張り素敵な未来へと歩き出すのだ。





そう言えば、メガネを外したあの子はとてもチャーミングだった。




















P-KAZ










































































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